しっかり眠りたい人は部屋の明るさを調節することを忘れないで

疲れていて少し休もうと思って横になったとき、うとうとし始めることってありますよね。そして部屋の明かりも服もそのままにしてうっかり眠ってしまう、という経験をしたことがある人は結構多いかと思います。その後の状況を思い出していただきたいのですが、夜中にぱっと目が覚めたのではないでしょうか?またはあまり眠った気がしなかったのではないでしょうか?それもそのはずで、睡眠の深さや質というのは周囲の明るさにも影響されてしまうからなのです。

普段点けている電気をそのままにしていては当然のことながらきちんと眠ることはできません。周囲が明るいと、脳や身体は朝や昼間だと思い込んで眠りから覚めようとしてしまいます。そうなると眠りが浅くなり、十分な睡眠がとれなくなってしまいます。不十分な睡眠は実際の日中における行動を鈍くさせ、仕事や勉強の効率を格段に下げることになります。

昼間に眠気がひどいと起きているのもつらくなってしまいます。それに一日程度ならまだしも、電気の点けっぱなしが連日続いたりすると余計な電気代がかかることになります。しっかり眠るためにも、そして節約のためにも室内の明かりは点けたままにしておくのはやめましょう。

この性質を逆手にとって、とりあえず眠気を解消するために明るい室内で眠りに就き、夜中に起きて作業を再開するという方法もあると言えばあるのです。しかしやはり眠りは浅いので、仮に起きられたとしてもひどく頭がぼんやりしたり、眠気がすさまじかったりします。そのため、大抵はまた眠ってしまいます。夜中に起きて作業するという作戦はほぼ失敗に終わるので、朝起きて後悔するという人も少なくありません。ですからこの方法はあまりほめられたものではないということですね。

作業をしっかり完遂させたいのなら、夜更かしをせずに決めた時間に布団に入って決めた時間に起きるということが最善の方法です。始めは無理だと感じてしまうかと思いますが、習慣化してしまえば後はこっちのものです。習慣というのはなかなか便利なもので、身体に一度染みついたものは簡単には離れません。たとえ無意識であっても、自ずと習慣に沿って行動していくことができるようになるのです。作業の効率を高めるには、本人のやる気の他にも睡眠の質が大変重要だというわけです。

「明るいのがダメなら室内を真っ暗にするといいのでは?」と思う人もいるかと思います。けれど、これもまた逆効果になってしまうことがあります。暗くて何も見えないという状況は、人を不安にさせてしまいます。心が不安を感じると、脳はそれをストレスと判断します。そうなると、本来睡眠時では活動が緩くならなければならないはずの交感神経がストレスによって興奮状態となってしまうため、寝つきを悪くすることになってしまうのです。

しかし個人差というものもあるため、暗い室内が睡眠には良くないと一概に言うこともできないのも確かです。真っ暗な状況の方がよく眠れるという人もいれば、慣れれば問題ないという人もいます。けれどほとんどの場合は睡眠の質を落とすことになるので、明るすぎるのも暗すぎるのも睡眠時には不適切と考えて良いでしょう。

室内の明るさは30ルクス程度、つまり月明かりぐらいの光が望ましいとされています。照明の色がオレンジ系統なら、なお安心感を得られるようになります。逆に暗すぎると、さきほど説明したように心が不安になるばかりか、夜中起きたときに物につまづくおそれもあるので注意が必要になります。快適な睡眠をとるためにも、自分が眠りやすい程度の明るさへ適度に調整するようにしましょう。