最適な睡眠時間帯を知ることが良い睡眠をとることに繋がります

電気がなかった時代では、夜にできることはほとんどありませんでした。そのため、暗くなってしまえば眠ってしまうことがほとんどでした。しかし、現代では夜にできることが格段に増えました。それにつれて人の睡眠時間は短めになり、人によって就寝時間もばらばらになってきている状況です。けれども就寝時間は違っていても、みんな同じ人間ですから睡眠に最適な時間帯というのは一様に存在しているのです。

つまり、寝つきが悪い人はその時間帯に眠るようにすれば、いつもよりも眠りに就ける時間が早まる可能性がぐんと上がるものと考えられます。眠気が訪れるピークは夜の22時頃からです。本格的な睡眠をとるため、体内はこの22時までにきちんとした睡眠ができるようにその準備に入るようになります。この流れを阻害しないためにも、22時頃までに食事や入浴を済ませて眠れる準備を能動的にしておくようにしましょう。

しかし、22時頃以外にも眠気のピークの時間が存在します。それが夕方の15時から16時頃です。午後の授業は眠い、と言う学生さんがよくいるのは至極当然のことだということですね。この時間帯には夜のように本格的に眠ることはまずないでしょうから、この眠気は夜に支障がない程度に解消してあげなければなりません。眠気を軽減させるためにも、お昼休みなどに昼寝を30分程度することをおすすめします。

けれどもお昼ご飯を食べなければ午後の仕事や勉強への活力がわいてきませんから、お昼ご飯を抜いてまで昼寝をすることは難しいこともあるでしょう。昼寝が無理であるようなら、午前中にあらかじめカフェインを摂取しておきましょう。カフェインの効果は長時間続くものなので、午前中に摂っておけば眠気のピークの時間帯でも十分効果を発揮してくれます。しかし午後になってからカフェインを摂ってしまうと、効果の持続性が高いために夜の睡眠に影響が出てしまいます。ですから、摂取する時間には気を付けてくださいね。

逆に、通常目が冴える時間帯は19時から21時とされています。この時間帯は睡眠禁止帯とも呼ばれていることからも、睡眠には不適切な時間だということがよくわかるかと思います。なぜ睡眠禁止帯とまで呼ばれるのかと言いますと、この時間帯というのは人間の身体がまだ活発に働いているからです。つまり体内では眠るための準備がまだ不十分な状態だということです。不十分なまま眠ろうとしては、寝つきが悪いのも当然ですしその質も良いわけがありません。

たとえ睡眠禁止帯に眠気が訪れても、身体の活動は活発なことに変わりはありません。後々ぐっすり眠るためにも、我慢するようにしてください。また、睡眠禁止帯は異常でもなんでもなく体内の仕組みの一つです。ですから、睡眠薬を飲んでも効果はありません。眠れないことはおかしいことでもなんでもない、ということをきちんと理解しましょう。睡眠禁止帯では寝つきが悪いから、といって服用を続けたり薬の量を増やしたりすることは避けてくださいね。悪用は身体に負担をかけます。

明日も朝早く起きなければいけないから、と思って夜更かしをせずに布団に入るのは良い心がけではあります。しかし、無理に眠ろうとすることは心身の健康にもあまり良くない結果を生むことになります。睡眠は身体や心を休める時間です。そして一日の疲れをリセットし、明日をまた有意義に過ごせるようにする準備期間でもあります。睡眠の質を高めるには、睡眠の導入も大切な要素となります。強制的に眠るのではなく、あくまでも自然に眠れる時間がやってくるのを待ってから就寝するようにしましょう。