布団やベッドに入ってもなかなか眠れないなら不眠症を疑ってみて

布団やベッドに入ってもなかなか寝付けない…と悩んでいる人は、自分が不眠症になっているという可能性を念のため視野に入れておく必要があります。寝つきが悪いという症状が表れるのが数日程度ならさほど問題視することもないのです。しかし、症状が一ヶ月以上続いてしまうようなら不眠症であることを本格的に疑ってかかるようにしていかなければなりません。

不眠症になってしまうからには、そこには必ず原因があります。その原因は一つに限らず様々であるため、不眠症だと感じた場合は自分の状況をよく確認して心当たりを探っていきましょう。

よく見受けられる原因の一つは、身体的病気です。たとえば、アレルギーによるかゆみ、咳や発作といった呼吸器の異常、心臓病などによる息苦しさなどが挙げられます。咳は意図的に止められるものではないですから当然苦しいですし、それに身体がかゆかったり痛かったりすれば「眠る」ということに意識を持っていきづらいですよね。こういった身体的負担が睡眠を遠ざけてしまうというわけなのです。

身体的なものだけでなく、精神的な病気もまた不眠症に深くかかわってきます。代表的なのがうつ病です。不眠症だと思っていたらうつ病だった、というように逆から発覚するケースもあります。心の病の場合でも、根本の問題を解決すれば不眠症の症状は治まると考えられます。しかし、身体的なものと同様に精神的な病気も治癒には時間を要します。一朝一夕で治るものではありません。本人の努力も大切ですが、周囲の協力も必要になります。心の病気を抱えているときは、一人で悩まずに身近な人に相談するようにしましょう。

それからストレスも不眠症の原因となることがあります。仕事がうまくいかない、恋人とケンカしてしまった、翌日に大事な会議がなどストレスの要因というのもまた様々です。こうした出来事がストレスとなり、不眠症をまねくことになるのです。ストレスを感じてあまり寝つけていないようであれば、まずはストレスを発散することを考えてみましょう。ストレスを解消していったら案外あっさりと眠れるようになった、ということもありえない話ではないのです。

また「今夜も眠れないかもしれない」と考えることも、余計に寝つきを悪くする原因の一つです。そういうときは眠れるまで布団の中にいるのではなく、布団から出て何かできることをしてみてください。身近な物でできる範囲で一向に問題ありません。一番簡単にできる方法は深呼吸ですね。酸素を取り入れることで血流が良くなるため身体がすっきりしますし、心も落ち着いてきます。そうすれば自然と眠気が訪れるようになり、布団に入ったときにすんなり眠りにつける可能性が上がります。

もちろん深呼吸以外でも「これなら自分はリラックスできる」という方法を持っているのであれば、それをぜひ実践していってください。心配事に直面していると、人の心は焦燥感でますます疲弊してしまうものです。疲れ切った心では気力もわかなくなりますし、ひどくなれば日常生活に多大な支障をきたすおそれも出てくるようになります。疲れたときは無理をせずに休み、「焦らなくてもいい、頑張らなくてもいい」と思える状況を作ることが睡眠には重要なことです。

ただし、自分でできる対処法を実践していても手には負えないと感じたときは、無理をせず病院を受診するようにしましょう。我慢するだけでは一向に不眠症は改善されません。それに治らないという事実がさらなるストレスとなって、より一層不眠症を悪化させてしまうことになります。より良い睡眠を得るためにも、その都度適切だと思う判断をしていくことが大切なのです。